「身代わりのつげ櫛」

形あるものはいつかは壊れる。
どんなに丈夫に丁寧に作られた櫛でも落としたり、踏んづけたりアクシデントで壊れてしまったという事はありますね。
愛着のある櫛だからこそショックは大きいですよね。
櫛が割れたり、壊れると不吉。
そんな風に思う方もいらっしゃると思いますが、昔から櫛が壊れた時は
持ち主やその身近な方の身代わりとなって災いから守ってくれたのだと言われています。
古来より櫛は神聖なものとされ、神とその他の物を区別するためのしるしとされていました。
魔除けや呪い、占い等にも使われていましたし、
日本神話にも櫛が登場します。
つまり櫛にはには身を助けるための神秘的な力が宿っていて粗末にしてはいけないよ!
そんな昔の人々の教えが今も伝わっているのでしょうね。
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